バスク地方のことを勉強し、その研究がてらブエルタを観戦したkubojiさんから帰国報告が届いた。
-------------------------- ■ 19ステージ、ゴール付近 前日までは全くそれらしい準備がされていませんでしたが、当日の朝10時ごろには交通規制がかかったり、大通りのゴール付近の準備が始まっていました。 地元紙El correoは33年ぶりに通るブエルタ特集を組んでいて、こちらもわくわくしたものです。 16時ごろになるとようやくにぎわい始め、会場を盛り上げるためのイベントも始まっていました。 ゴール手前75mのところで会場の大型画面の映像を見ながら観戦していたのですが、やはりエウスカルテル人気がすごかったです。 オレンジ軍団が着ているキャラクターTシャツはkukuxumusuというバスクのブランドが毎年ツール応援用に限定生産している品とのことでした。 一周回目の、先頭集団で逃げるアントンへの声援、その後のアントンがブルセギンをちぎりにかかったときの応援、ひとりでゴールに凱旋してきたアントンを迎える 観客の盛り上がりようはすごかったです。 ゴールすぐ手前にはETAのシュプレヒコールを繰り返す一団もいて、警察車両にブーイングしたりもしていたのですが、それを煙たがるバスク人もいました。 さすがに山岳ほどではないにしろ、ゴール前も盛り上がっていました。 ゴール後はETAを意識してか厳戒態勢といった具合で、緊張感がありました。 表彰式はコーボなんて目じゃないといった様子で、アントン一色でした。 ■ 20ステージ、スタート地点 地元紙El Correoは前日のアントンの勝利をトップで報道しています。 12:30にニュートラル・スタートなので11時ごろ会場入りすると、続々とチームバスが到着するところでした。 この時すでにエウスカルテルのバスの周りは黒山の人だかり。2番人気のGEOXの倍は人が集まっていたと思います。 ちなみにエウスカルテルの隣にあったSKILのバスの周囲はガラガラで、近寄りたい放題です。 各チーム、それぞれのペースで準備を始め、インタビューを受けたりしていました。 エウスカルテルの選手に近づけそうになかったので、GEOXのバス前に移り、監督とメンショフからサインをもらいました。 和やかな印象の監督とは対照的に、メンショフやサストレはけっこうピリピリした感じでした。 その後、日本やヨーロッパの記者にインタビューを受ける土井選手からもサインをもらい、僭越ながら頑張ってくださいと声をかけました。 すると赤ゼッケンをつけたアントンがちょうど会場入りするところで(とはいえ次から次にファンがよってくるのでなかなか進まない)、慌てて近寄ると、 昨日勝った安堵からかアントンもにこやかにファンと話したり写真を撮ったりしているので、ちゃっかり彼からもサインをゲット。 そうしてすぐに和やかなムードのままスタートしていき、集まった人も「暑い暑い」と言いながら帰って行きました。 バスクのステージは33年ぶりというだけあって、現地の人にとってもどうなるか(ちゃんと盛り上がるのか、そうではないのか)わからなかったようです。 特にビルバオ市内の住人には「テレビで観たほうがいいでしょ、暑いし」という人も少なからずいたようです。やはりわざわざ山に行く人のほうが気合入ってます。 とにかく、アントンがちゃんとビルバオのゴールをとったということでだいぶいい盛り上がりと、お祝いの雰囲気を感じることができました。 ---------------------------------------- 以下写真はすべてCopyrigh@ kubojiさん kubojiさんの上記コメントにもあるように、バスクでの開催は33年ぶりのこと。 やはり警官の姿が見え、バスクでの開催、ピリピリした場面がなかったわけではないようだ。 優勝者コーボを擁するGEOXより、エウスカルテルの方が大人気だったという事実。 やはり今年のブエルタNo.1の選手のチームよりも、我が地元のチームだろう。 スカイなどは閑古鳥だったそうで、スペイン以外のチームは寄りたい放題だったと聞く。
by maillotvert
| 2011-09-22 20:05
| Road Races
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