ランスとトライアスロンとチャボット
トライアスロンはスイム+バイク+ランで構成されていながら、それらのスポーツでは見られない光景があり、初めて見に行った時には驚いたものだ。

それは、ゴール地点でのハイタッチ。
むろん、全ての選手が沿道の観客とハイタッチしてゴールするわけではないけれど、後続との差が確信できれば、ひょいひょいと手と手を触れ合わせてサバイバルの喜びを分かち合う。

3重苦を味わう厳しいスポーツだからこその祝福、そんなふうに映った。

ゴール地点に集うファンはむろんそのハイタッチを目指していて、来る前から手を上げて待ち構える人の姿も。
でも、あの日横浜で繰り広げられた4、5位争いは、それどころではなかった。

4位のカナダの選手の背中を目指し、USAのマット・チャボットと、スイスのルディー・ワイルドが激闘。
チャボットの鬼の形相が印象的だった。

写真に写っている手は、隣のおじさん。
片手でビデオを回しながら、ハイタッチまでもらっちゃおうという魂胆。
でも、この2人には、そんな余裕はないと思うんだけど。

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このチャボット、競技スタートのキッカケがランス・アームストロングだったという話。

もともとこの人は若くして水泳にいそしんで、高校時代にはライフセービングの大会に出場したことも。
その後ランでもイケることがわかり、ラン・スイム・ランの大会に傾倒。
デュアスロンはラン+バイクだけど、ラン+スイムのコンペもあるのだな。

そんな中、ある日ランスの自伝「It’s Not About the Bike(ただマイヨジョーヌのためでなく)」を読んで感激。
大学2年の時だった。

たちまちのうちに感化され、ロードバイクにも着手。
かくして、トライアスリートの出来上がり。

ランスの影響は様々なところで見受けられることを改めて痛感する。

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* 上記のチャボットとランスの話の出典はこちら:http://www.mattchrabot.com/ (本人のHP)
ちなみに彼の名前のスペルは、Matt Chrabot。チュラボットと書いてチャボットと読むらしい。
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by maillotvert | 2011-09-27 07:20 | Races other than RR
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