Jスポーツ ツール・ド・フランス2012 ルートプレゼンテーション
私はもともと ふらっと行って、ふらっと見られる沿道観戦型のスポーツは以前から好きで、
マラソンなんかもよく見に行っていた。

特に今は亡き東京国際女子マラソンは、大好きなレースだった。

ああ、今年もあの人がいる、すごい癖のある走りをしえるのに、そのくせ速い、とか。
あの人はいつも、ガンバレ、というとこっちを見て頷くんだよね、とかいう楽しみもあり。
資生堂の松田千枝さんのキリリとした姿は毎年圧巻だった。
男性出場可の年は、松田さんの旦那さんも出場してたっけ。むろん奥さんの圧勝だったわけだけど。

オリンピックではないから国を背負っているわけでなし。
さりとて、自己記録による参加制限が厳しかったから、ホビーレースの域を遥かに超え、
ひたすら自己挑戦する女性たちの姿が美しかった。

名もない人たちの走りに打たれる、そんなレースだったから、毎年トップから最後尾まで、ほとんどの選手の写真を撮ったりしたものだ。
だから2007年、特別枠で参加した長谷川理恵さんの姿もしっかりカメラに収まっている。

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まさかそんな彼女が、その後トライアスロンに挑戦したり、
イノー氏とともにツールのプレゼンに登場するとはね。

さすがにモデル出身なだけあって、美的なものに敏感と見え、
筋が浮いているような選手の脚に惹かれる、と語っていた。

イノーさんの庶民ぶりは、彼が築き上げた歴史的記録を考えれば破格なこと。
尊大にそっくりかえって威張って、ひたすら自分の名を冠したプロダクツを売りまくって
億万長者を目指すこともあり、だろうに。

彼は自分の名前にすがって栄誉の延長線を伸ばしていくことには興味がない。
一時期農場を営んでいたほどだもの。
ただ、奥さんの兄弟が亡くなった時、農場はやめる決意をしたのだという。
人生の限りを思い知らされ、自分にはもっとやるべきことがあるのでは、と。
でもそれが、自己中心的な金もうけ主義へと彼を駆り立てるわけではなく、
公共の利へと向かったところがあっぱれだ。
例えば、ツールという栄えあるフランスの宝の流布に貢献するとか。

アジアの端っこにまで来て、ツール広報行脚をいとわない、イノーさんはすごい。

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カメラ持参ではなかったので、携帯の画質はこの上なく粗いけど、
でも上の写真と、この下の写真の笑顔が好き。
新城幸也選手とイノーの晴れやかな笑顔。
イノー、理恵さんといたときに見せた照れ笑いとは違い、思いきり地を出して笑っている。
幸也選手、来年また、ツールに出られるといいよね。

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来年6月30日リエージュで開幕するツール。
ピレネーのリュションは、以前ピレネーステージの時に宿泊を考えたことがあり、
調べたことがある。
魅力的な街のよう。
来年第16,17ステージに登場という。

この地で有名な温泉にでもつかりながらここで女子会したいね、
などと仲間内で言いいつつ、会場を後にした。
来年行けるかどうかも不明だし、行けば行ったでそんな余裕などないのに決まっているけど、
まあ目指すものがあるというのは、悪くない。
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by maillotvert | 2011-12-03 11:05 | Road Races
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