ストラーデビアンケ
カンチェッラーラがひとりTTで突っ走った昨日の白い道のレース・ストラーデビアンケ。
数日前に亡くなった伯父さんに勝利を捧げつつゴールしたというシエナの広場は、淡いピンクの貝殻状になっていて世界でも珠玉の広場と言われている。
一度行ってみたい、という願望をかなえたのは09年のこと。

学生時代この地に留学していた親友から聞いた話よりはずっと観光地化していたけれど、広場のみならず、そのロケーション・周囲のセッティングの妙に感じ入った。

昨夜ゴール地点で存在感を示していた塔は、確か市庁舎の立美術館(須賀敦子さんが心を打たれたシモーネ・マルティーニ作グイドリッチョ騎馬像の群青色の絵がある場所)のチケットとセット販売のものがあり、てくてく上ってみた。
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そう、エレベーターなんてないから、てくてく。
入り口で、列ができていてそんなに込んでいるのかと思ったら、さにあらず。
人一人がやっと通れるような狭い階段。
だから、気の弱い人が入り口にいると、降りてくる人に譲ってしまい、全然上に上ることができない、そんな罠なのだった。
誰かがそれに気づいて、早く上れいや!とゲキを飛ばし、やっと列が動く。
案の定、上はガラ空き。
上の人がすべて下るまで、先頭の人はこわくて上れなかったのだった。
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狭く角ばった螺旋階段の連続に目が回りそうな感じもするけれど、意外に大丈夫。
好奇心のほうが勝ってしまうから。
さあ、やっと鐘楼部分にたどり着いた。あともう一息!
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足元をふと見てみると、こんな感じ。
あのぎざぎざ部分の上まで辿り着いた。
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さててっぺん。
統一された土色の屋根が午後の淡い陽光の中にしっとりと溶け込んでいる。
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建造物の並びが直線的ではなく、自然体に道に沿って家を建てたような。
強引に直線的な道を造ろうとはせず、道に譲歩したようなヒューマニズムを感じさせる家並みだ。
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そして目の前の視界に広がるカンポ。
半円状の丸みが、これまた温かい味わいを醸し出す。
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遠くには、幾重にも重なる山並み。
なかなか、離れがたい景色なのだった。
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by maillotvert | 2012-03-04 09:51 | Road Races
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