ロンドン五輪日本代表候補選手発表記者会見にて 印象的だった場面から
印象に残った言葉:被災し、悩みつつ練習をこなした新田選手が心境を吐露

本日午後、オリンピック代表発表会に赴いた。トラック競技メンバーに選ばれた競輪3選手(渡邉一成選手、新田祐大選手、中川誠一郎選手)のうち、最初の2人は福島県出身。地元の人たちに勇気を与えられたら、と2人は語った。

そんな2人に熱い視線を送る福島放送の姿も印象的だった。

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さらに--、新田選手の言葉が心に残った。
「福島で練習してきて問題がある中で、外で乗らなければならず、難しいものがあったが、(そうした困難に打ち勝ったことを)世に実証したい」と。

屋外での練習に付随して、放射能レベルとかいう(だけでなく、悲惨な道路事情も含まれるのだそう)現実と闘わなければならなかった、そのことに言及したコメントのよう。

新田選手の去年のブログからも、そんな苦悩がうかがわれる:

「原発の警戒レベルが7になってしまい、福島での練習は致命的。
チェルノブイリの時と一緒のレベルってだけで、過剰に反応してしまいます。
このような危険な状態は、現実的に考えると色々と難しい事が沢山出てきています。」

2人が頑張る姿に、多くの人々が勇気づけられることを思うと、応援せずにはいられない。


下の写真は、競輪3人衆。左から新田祐大選手、競輪界の松本幸四郎(*)こと渡邉一成選手(*と私が勝手に呼んでいる。但し、角度限定)、競輪界の鈴木真理(*)こと中川誠一郎選手(*と私が勝手に呼んでいる)。

(*)そっくりさん大会においては、KEIRIN-ブログマガジン編集部のN村さんが主張する林雄一選手のキャメロン・マイヤー説よりはいい線いっていると自負している。

(参考:Honk de Bonk

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手術で長いプレートを腕にはめ込んだ新城幸也選手のいい表情

先に五輪出場を決めていた別府史之選手に続き、ポイント2位で、五輪の座を射止めた新城選手。

4月上旬にフレッシュ・エメロードで手首を骨折。手術で長いプレートを腕に差し込んで、実際は全治6週間だったそうなのだが、わずか4週間で大舞台・全日本を見事完走・9位。
その根性は見上げたもの。
会場では、どこか吹っ切れた表情で、頼もしく見えた。

世界選よりも1か国の出場Max人数が3人ほど少ない五輪では、チーム戦を崩すチャンス。
「数が少なくてもチャンスがふえるので、かなりの確率でメダルを狙っていく」と、なんとも力強いコメントが印象的。
厳しい体験で、精神的なタフさを増したよう。

特に全日本の250kmという長丁場をこなしたことは、自身につながったようだった。
これからツールの前哨戦でレースが立て込むようだが、コースが自分に向いていて、好きなコースと語っていただけに、期待が膨らむ。

夏季・冬季合わせて、石垣島から五輪出場選手を輩出するのは初めてとなるそうで、島をあげての応援合戦となる予感。

それから、トラック女子の鹿屋体育大学・前田佳代乃選手は、ど根性オーラを滲ませていた。
これから鹿児島には帰らずに五輪を目指すのだそうだ。こちらも頼もしい。

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西谷泰治選手のすごさ

そして今回、ポイントで3番目となり惜しくも五輪出場を逃した西谷選手の頑張りも光った。

というのも、上位5人(別府、新城、西谷、宮澤、土井選手)の五輪選考基準となるポイントを見たところ、圧倒的にUCIワールドツアー(UWT)に出場している方が有利な得点分配なのだ。

ワールドツアーチームでも、プロコンでもなくUWTレースとは縁がない西谷選手は圧倒的に不利ながら、地道にHCカテゴリーなどのレースでポイントを積み重ね、上位に食い込んだ。特にジャパンカップとアジア選手権での成績が効いた。

そのポイント配分、そんな状況かというと --
例えばUWTのフランドル一周ならば、完走すれば、たとえ成績が100位台でも50ポイントがつく。一方、西谷選手の場合、ツアー・オブ・チャイナのステージ2位をとっただけでは11ポイントしかもらえなかった。(詳細はまた後日)。

ただ、このポイントシステムも、監督の話を聞くにつけ、ある意味においては妥当な配分なのかもしれない。
つまり、「海外で常にキツイメンバーで走り完走する人が五輪に行けるシステムである」と。


また今回は、パラリンピックの選手たちの発表もあり、大ケガから復帰した石井雅史選手などの姿があった。長くなったので、とりあえず今日はここまで。
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by maillotvert | 2012-05-01 19:45 | Races other than RR
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