2011年 09月 20日 ( 1 )
トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会 その1 : 男子エリートはジョアン・シルヴァが優勝
5月の予定が震災の影響で9月19日に移動となったトライアスロンの世界選手権。

閉会式で挨拶にあたった主催者側の方自身、福島県在住ということで、
この日の開催を感無量で迎えたそうだ。

普通開会式だとか閉幕式のスピーチや結婚式の主賓挨拶は退屈なのが相場だけれど、
この閉幕式の挨拶には、押しつけがましいところもなく、純粋な喜びがうかがわれた。

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5月の大会がキャンセルになったとき、個人的に今年度は日本での開催はもうないのでは、と思った。

それが海外からの選手たちを迎えて見事大会を復活させることができた上に、
NHKのPRもあり昨年よりも大々的な大会になった。

ここまでに至る道、相当なご苦労があったのだろうな、、、
喜びと安堵を気負うことなく率直に言葉にのせるスピーチを聞いいてそう思った。


すると、いましがた、NHKニュースで、舞台裏を伝える報道があった。

震災後、開催にこぎつけるまでに並々ならぬ努力があったことを知る。
水質・大気の検査。
大会HPで毎日公開して海外選手たちに情報提供し続け、
国際トライアスロン連合のカサド会長(UCIのマックエイド会長のトライアスロン版か)を
被災地に招いて自身の目で納得してもらったり。
「日本は大丈夫」と。

「成功の陰には安全性を理解してもらうための地道な取り組みがあった」、NHKはそう総括していた。


さて、私が見たこの日の大会。

まずはレース前、ある1人の選手が歩道でウォームアップをしているのを目撃。
「この人知ってる」と思ったが、誰だか思い出せない。
スタートリストを確認して判明。

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09年にシャコベオガリシアに入団し、トライアスロンからロードへの転向を試みて、
その年の末にはトライアスリートに戻ったイバン・ラニャだった。

11:06、一斉に水しぶきをあげてスイムが開始。
1ラップ目は団子状態。場内アナウンスにぞっとする。
「泳ぐと言うより、重なる感じです。そこでひるんではならない」
本当に折り重なるようにして密に泳いでいる。こわっ。

スイム2ラップ目。

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折り返しで、Vの字になる。

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2ラップ終え、怒涛のトランジションエリア。
続々と選手がバイクにまたがり通り過ぎていく。

ラニャがきた。

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闘志が既に失せてしまったかのような目つき。
タイムが芳しくない。
既に結構な遅れを取っていた。
結局このあとバイクの途中でリタイアとなってしまった。

この日優勝したシルヴァは、スイムでなかなかの好タイムを叩いた後、バイクでも積極的な走りをしていた。

前から2番目。
ポルトガル人なので、グリーンのウエア。

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シルヴァ。再び先頭集団の前から2番目。
以前ポルタ・アオン・アルガルヴェというポルトガルのレースに行ったとき、
地元チームにやたらシルヴァという名前の選手がいた。
ポルトガルでは多い名前のよう。

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2、3位になったロシアのアレクサンドル・ブルカンコフとドミトリー・ポリャンスキーも、最終ラップ、
いい感じで競り上がっている。

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最後、ランで一気に前を陥れたシルヴァがゴール。
と、ここまではよかったが、、、

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2位がハイタッチしているとき、倒れこんでいた。

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2位もハイタッチでうかうかいしていられない、3位がひたひたと迫ってきている。

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細田雄一選手、日本人最高位の10位。

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NHKニュースによると、細田選手、残念ながら五輪出場枠の獲得決定とはならなかったそうだが、
ランで一時トップに躍り出た時は、パブリックビューイング前が大いに沸いた。

最後、バテてしまった、という本人のコメントがあったが、
体格的に不利、ということはなさそうだ。

優勝したシルヴァは、170cm。
「見るからにスゴそうで脅威感を与えるからだつき」、というわけではない。
それでも世界大会で堂々優勝。
日本人選手も、きっとそのうち・・そう思わせる
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by maillotvert | 2011-09-20 22:57 | Races other than RR