2012年 03月 11日 ( 1 )
被災した選手のブログ
『みなさんへ、ご心配頂きありがとうございました。
現在福島県の銀行のATMの横で携帯を充電しながらメールしてます。
全てのライフラインが絶たれ、携帯も通じないまま、電池を節約するべく電源を切っておりました。
自転車で60km走ってようやく電気が復旧した街にたどり着きました。
信号が点灯しているのを見てホッとしたのは初めてのことです。』

去年の3月13日、PEUGEOT CYCLES NIPPONの五十嵐丈士選手は、自身のブログにこんな風に綴っていた。


その約半月後、Cyclingtimeに五十嵐選手が寄せた記事には、震災当時のこんな状況も。

『揺れは激しさを増し、「家が潰れる」と思った自分は、窓から庭に飛び出したのだった。大地は唸りを上げ、地鳴りとも言える異様な音を立てていた。地面が波打ち、家はゆらゆらと揺れていた。犬は怯え、カラスが騒いでいた。立っていられないとはこのことで、震える膝のままうずくまり、泣き叫ぶ犬をなだめながら揺れが止むのを待つしかなかった。
・・・・・
すぐ近くで起こっている避難生活。恐怖をおして続けられた福島原発の放水作業。こうした情報を聞くたびに、涙が流れてきた。ただ、ご飯を食べているだけで、涙があふれた。

電気も水もない生活は何ら苦ではない。しかし、同じこの空間で飢えと寒さに苦しむ人々、今なお救助を待つ高齢者や子供がいるという事実がただただ耐え難かった。』


友人から教えてもらったこれらのエントリー。
読み返すたびに、当時の恐怖と悲惨さがリアルに胸に迫る。

あの311の直後、五十嵐選手が以前所属していたボンシャンスの人たちが、彼の消息を知っている人はいないかメールやネットで必死に呼びかけていたのを思い出す。
みんなが本当に心配していた。

ちなみに、震災から1カ月後、五十嵐選手はJプロツアー3位入賞。
そのときのCTの記事を書いたのはご本人、というオマケ付き。
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=17446
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by maillotvert | 2012-03-11 08:24 | Riders