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まだあるサイクルモード
先日のサイクルモード。
ステージでトークショーを行ったディルーカ。その通訳を仰せつかったのは、あのマルコさんだと知った。
ヴェネツィアンなマルコさんとは、今年3月に会ったのだった。

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さて、昨日の頑強スポークの話の続き。

『結線は以前は割に一般的な工作でした、トラックだけでないんですよ。
たとえば、ロードの普通のスポークは32本あたりでしたが、山岳用のホイールで、
スポークを減らして28本とか、TT用でリムとハブの穴の半分しか使わないで、
スポークを減らした、特殊な組方をしたときでも、必要な強度を保てるように、
結線してハンダ付ってのがありました。

たしかツールなんかのステージレースでもエースには使われていたことがあると記憶しています。
それはスポークが1本切れても、ホイールがゆがみにくく、そのまま走ることもできるためです。
手間がかかるんで、全員には使われない、特殊仕様だったと思います。

すごく特殊仕様で熱く語ったというより、昔懐かしのプロ仕様を見て、思わず興奮という状況でした。』

以上鎌倉さんから補足。
最近のサイクルモードは大人気で、初心者・乗らない人もたくさんきているけれど、
あの匠のコーナーあたりでは、例えば↑上記の説明みたいな感じで
スポークの一ひねりの細工ひとつ、ほんのちょっとした細部なんかを雄弁に語り続ける、、、そんな自転車小僧たちを数多く見かけたのだった。
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by maillotvert | 2011-11-08 08:31 | Bicycle related
ハンドメイドの魔術師たちと、来季アックアエサポーネと契約のディルーカの靴
サイクルモードでは、マニアックな友人の講釈を聞くことができる、というのが毎年の楽しみでもある。
なんでそんなこと知ってるの?ということも多々。

鎌倉さんから聞いたのは、世界の中野V8のバイク By長澤義明巨匠について。

ブレーキワイヤ束をほどいて、ペンチでなんとか、ハンダ付なんとか・・・
なんだか説明的にはとてつもなくフクザツに感じたのだが、私なりの解釈としては、要はトラックだからこそ許される、アブソープション機能を犠牲にしてでも堅くするための工夫のようなのだが。

ランランと眼を輝かせつつ、巨匠の技をとうとうと絶賛する様子を見るにつけ、このワイヤ束ほどいて云々の工夫が自転車小僧をそこまで熱くしてしまう一技なのらしい、という事実になにより驚く。

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でもって、1つ前のエントリーのディルーカのD&Gの白いシャツに関連して:
「しかしあのシャツのフィット具合は素晴らしいですね。
いつぞやのサイクルモードで、ピナレロの誰かのスーツが素晴らしいフィットで感心したのを思い出しました。
やっぱりイタリアってモードに関してはさすがですね。」

というメールをもらって思いだした。

シャツもさることながら、靴。靴。
イタリアでは、とにかく人々がピカピカの靴を履いていて、薄汚れたズタ靴はご法度だ、靴への執着はすごい、と言っていた人がいた。
ディルーカのようなハリネズミ靴を履く必要はないけれど。

なるほど、イタリアのホテルでは、歯ブラシは置いてないけど、簡易靴磨きだけは置いてある、そんな場面に何度もでくわしたのを思い出した。

ちなみにディルーカは、帰国後アックアエサポーネと正式調印、とのことだった。
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by maillotvert | 2011-11-07 08:13 | Bicycle related
サイクルモードの人々
2005年、パリ~ツールを見に行った時、ディルーカはプロツールランキング首位で、真っ白なリーダージャージを身にまとい、凛々しくきりりと立っていた。
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ところがその2年後のシュトゥットガルトの世界選手権。
出場メンバーに選ばれ、レース本番間近という時にイタリア五輪委員から出場差し止めを言い渡された。
血液データに不審な点があるとのことで。
チームプレゼンパーティの場に姿を現したまではよかったが、
憮然とした様子で、立ちすくんでいた。
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あれから6年、紆余曲折を経て日本にやってきた彼は、6年という時を感じさせることもなく、プロツールリーダー当時のままに凛として、ああ二枚目はお得。
特にこのシャツ姿。胴体に驚異的にぴたっと合っている。
上半身、細身だけど細過ぎないボリューム感があり。
仕立てがよければ、プレーンな白いYシャツ一枚だけで、色気が漂ってしまう。
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小柄ながら立ち姿すっとしていて。
うちのツーレは、バックトゥーザフューチャーの、マイケル・J・フォックスに似ている、と言っていた。
ふむふむ。
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会場ではハリネズミの靴が話題だったけど、
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個人的には袖口のドルチェ&ガッバーナの何気ないロゴにばかりに目が行った。
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あ、それと彼の白いほっそりとした手。
荒仕事とは無縁と言った感じの、ごつごつしていない、つるつるとした綺麗な手。
握手した時も、質感を余り感じない、頼りげな感触だった。

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足を運んだトライアスロンブースでは、飯田忠志選手のお話しが聞けた。
大学時代剣道をやっていたそうで、水泳は、学校水泳のみと。
それでトライアスロンができてしまうのだから、ほんとかいな、といった感じだが。
ゆっくり泳ぐことを勧めておられた。
水を手でとらえる感触がつかめるのだと。
上田藍選手の講演も聞きたかったが時間が合わず。
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でもって、1年ぶりに再開の宮島マッサーは、ますますイタリア化が激しくて、
イタリアに長年住んでいたあの人からも、現地人扱いされていた。

八重歯全開の笑顔からは、現在の仕事に充足感を感じている様子がうかがわれ。
来季から、サクソバンクのマッサーだもんね。
数年前、ジャパンカップの際に折りたたみ式マッサージチェアを運んでいたあの時は地味にひっそり、もくもくと働いてたっけ。
今やはちきれんばかりに輝いて。証拠写真に乏しいが。
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ロングラン敢行のK山さん(サイスポ)。普通のサイン小僧に変身し、ディルーカにサインをもらったそうだ。
サイスポの文字入りジャージはこれからサイスポ用の試走の度に着続けるのだろうが、洗わないつもりだろうか。
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by maillotvert | 2011-11-05 23:30 | Bicycle related
グランツール九州開幕
例の駅伝「グランツール九州」が開幕。目下第3ステージ終了。トップは宮崎県。
ステージ制でロードレースのグランツールさながらなので、ここはやはり
山岳賞、ポイント賞なども登場させて頂ければ。

==== Email from 用器具係さん ====

先週のジャパンカップでロードシーズンも終了して、来年に向けたチーム編成がかなり進んでいるようですね。
日本人選手の契約もうれしい知らせがたくさんあって、いまから来年のクラシックやGTがとても楽しみです。

さてさて、GTがらみで、「九州一周駅伝 グランツール九州」がスタートしました。
第1ステージは「長崎」が首位をとり、ステージ優勝をはしました。
まだまだ、始まったばかりですが、秒差の戦いを上位は行っているので、順位の入れ替えが頻繁に起こるでしょうね。
HPのアドレスは下記の通りです。
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/ekiden/2011/

イメージカラーとして「ショッキングピンク」と「群青(?)」が使われているので、明日以降、ゼッケンなり、タスキなりの色に注目したいですね。
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by maillotvert | 2011-11-01 23:49 | Bicycle related
またまたロートレック
先日、ツーレが「地下鉄でこんなの見つけた」、と写真を撮ってきた。
2008年サントリー美術館に続き、今年も三菱一号館でロートレック展を開催するらしい。

3年前、サントリー美術館の年間会員になり、展覧会見放題だったから、足しげく通った。夜は20時までやっている。
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だから今回のロートレック展はもういいかな、などと思いつつも、やっぱりあの絵に再会したいかな。
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by maillotvert | 2011-10-30 21:50 | Bicycle related
未知谷と自転車本
私が生まれて初めて手にした自転車ロードレース関係の本といえば、未知谷が出している「ツール・ド・フランス物語」(デイヴィッド・ウォルシュ著・三田文英訳)。


たまたまニュース番組でツール・ド・フランスのことを知り、速攻で現地に見に行って、それからというもの、ツール・ド・フランスすごい、ツール・ド・フランス楽しい、などとうわごとのように唱えていたものだから、ある年の誕生日に、父が買ってくれたのだった。(一体どうやって探し出してきたのだか。)


これを見ると思わず「書生」という言葉を思い出してしまう、つまり書生が持つにはぴったりと思われる青インクで「紀伊國屋書店」としかつめらしく書かれたわら半紙のカバーをはがしてみれば、そこには書店ブックカバーのお堅い学術的な雰囲気とは裏腹な、かくも賑々しいツールの風景写真。そして「ツール・ド・フランス物語」の表題。

紫色に連なる山脈をバックに、冬支度のファンたちで埋め尽くされた峠の中を縫っていく黄色いジャージの選手の姿。それを追う、赤と青のジャージの男。

それがインドゥラインとモトローラの選手、ということも知らぬまま、読み進んだ。


私の場合、なんの予備知識もないままに、選手名はおろか、行けば何か切れっ端が見られるだろう、ぐらいのノリで観戦に行ったので、レースの舞台裏、それぞれの選手たちの心情、こと、アシストの悲哀などをこの本を通して後付けで知ったわけだ。

最初の章「新人は語る」に登場するのはランス・アームストロング。
未知谷での発刊は1996年と書かれているので、むろんツールで7連覇するより前のこと。

今でこそ有名なランスも当時はまだ青二才で、ツールで区間優勝はしたものの、脚質としては、完全にクラシックハンター。グランツールの総合優勝など周囲が夢にも思わなかった頃。

その後病に倒れたあと不死鳥のように蘇り、歴史の頂点に名を刻むことになったそのランスを第一章にもってきたその先見の明に今更ながら驚く。


とまあ、未知谷の本と私の出会いはそんな調子だったのだが、昨日未知谷20周年記念パーティが開催された。

ゲスト挨拶ではチクリッシモの宮内さん。
それまで日本では未開の分野だった自転車ロードレースを単行本として出版した未知谷の鑑識眼を讃え、この競技の真価をいち早く見抜いた未知谷創設者の飯島徹さんへの賛辞を熱く語っておられた。

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で、未知谷では芸術本も出版していて、どうやら会ではこちらもアピールしたかった模様。
Johann Pinzelの作品集、「ピンゼル」
ウクライナの彫刻家だそうだ。
胸の奥底の激情が衣服の端々からもほとばしっている動的な作品の数々。
パリのルーブル美術館でも展覧会が開かれるという。

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最後に、未知谷さん、20周年おめでとうございます。
あれ以来、「ツール百話」、「ツール 伝説の峠」などなどお世話になっています。
これからも次に続くいぶし銀のような名作を期待しています。
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by maillotvert | 2011-10-29 08:44 | Bicycle related
ジャパンカップ名物 その2 今年はアルカンシェル姿で登場決定
一方、ベテランのジャパンカップ名物といえばやっぱりわんだちゃん。
2004年、クネゴと一緒にガゼッタ紙に掲載されるという栄に浴した子犬ちゃんだ。

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あの年、わんだちゃん一家は用意周到だった。
なにしろジロで総合優勝を果たし、マリアローザを獲得したあのクネゴがジャパンカップにやってくる。
(前年もジャパンカップに出場していたが、目立たぬままだった。)

さっそくファッションショーで衣裳を披露し、当日に備え、
当日はまんまとクネゴにアプローチ成功
そしてガゼッタ掲載の報を得て、歓喜絶頂

ところが、このわんだちゃんの黄金時代に陰りがさす。
一家に(ニンゲンの)赤ちゃんがやってきた。その名も豆ちゃん。

08年のジャパンカップではすっかりお株を奪われた。
栄光のマリアローザはマメちゃんの手に渡り、リクイガスのミホイエヴィッチに見染められ(下記写真・・・豆ちゃんの写真はご家族に掲載承諾済み)

更に今年、マメちゃんはさらにランクアップが決定した。
マリアローザからアルカンシェルに昇格するというのだ:

『知らない間に、ジャパンカップ用にと、だんなが豆用のアルカンシェルジャージを注文していたらしく、昨日いきなり届いてびっくりした。ということで、豆はアルカンシェルを着るらしい。わんだはどうするかな~。(豆・わんだママのつぶやき)』

豆ちゃんのアルカンシェル姿を楽しみにする一方で、わんだちゃんの対抗心も見ものとなる予感。
(さらにとーさんが子供用のアルカンシェルを探してきた、という事実も驚きだけど)

にしても、豆ちゃんの成長ぶりがすごい。


あの年のミホイエヴィッチ:一目ぼれ。
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が、豆ちゃんのお眼鏡にはかなわなかったようだ。
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諦めて引き渡す
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が、未練たっぷり。
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苦笑
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by maillotvert | 2011-10-18 08:23 | Bicycle related
深谷輪業さんのギザロ + スティーブ ジョブス + mas.ciclismo =?
長年の友人じゅんさんからある日メールが届いた。
mas.ciclismoサイトのトップページロゴをステッカーに使用していいかと?

むろんどうぞ、どうぞ、というわけで返信。ロゴのフォントが気に入ってくれたのだろうと思ってた。

そしてこのたび完成品を見せてくれたのだが、正直びっくり。
トップチューブに貼られたステッカーには、ロゴに加えて本サイトのURLまでついている。
まるで私がじゅんさんのスポンサーみたいだ(笑)

でもってじゅんさんのコメントに、なるほどねーと思った。

『これで間違っても,ノーモラル、ノーマナーな走りは出来ません(笑)
というか以前に違うフレームに友人の会社ロゴとURLを貼っていた時もそうでしたが
人の看板背負った以上は、背負ってる俺自身が無茶したら
その人までイメージ悪くなりますんで、そうならないための行動は
ひいては自分のセルフディフェンスに繋がる戒めにもなるのでいいんですよね♪ 』

まず下の写真は、ステッカーを貼る前:

『代理店の深谷輪業さんがオリジナルで作っているギザロと言うフレーム
です。マドンナデルギザロですな。』
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『そしてアフターと言うか自分で組んであれこれ手を加えmas.ciclismoのステッカーを貼ったのがこんな 感じです。』
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『トップチューブの前方に貼付けてあります。
各メーカーが、大体ブランドロゴかそのフレームのモデル名等を表記する箇所ですね。』
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『ちなみに、アルカンシエルみたいなラインを入れてますけど
これ、先日亡くなったAPPLEのジョブス氏に敬意を表し追悼の意 味合いで作ったもので
APPLEの旧ロゴを元にしてます。
一目でピンと来る人は相当のAPPLEマニアでしょう。

APPLEの旧ロゴもアルカンシエル(虹)的になっているので
自転車によくあるアルカンシエルライン的にひねりを加えて利用してみ た訳です。
よって、自転車世界チャンピオンのアルカンシエルと配色が全然違いますんで、あしからず(笑)』

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ステッカーツールバージョンと
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ジロバージョンも
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『ギザロっていかにもイタリアがやってそうな名前ながら日本の本職(ブリジストンやパナソニック、宮田みたいな自転車生産 業)でない代理店がやってるってのが自分も初めて知った時に意外に感 じましたね。
いかにもイタリアのどこかが名乗りそうなのに・・・
ってまさかイタリア人は「ギザロ」と言う名称を使いたい気はあるもの 恐れ多くてどこも使用を控えていたのを外国だからこそ大胆に使えっちゃってたり?(笑)

それだけに、深谷輪業さんはギザロの名前に恥じ無い、良い自転車を作って欲しいで すね。
目下、そんなに高価では無い割りによく走るって事で評判は上々です。』


さて、このじゅんさん、実家のお母さんから連絡があり、「あんた、バイクにブレーキつけてるんでしょうね?」なんて言われたそうだ。

「ブレーキつけてます」なんていうステッカーも追加しようかな、などと冗談めかしに思っているようだ(?)
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by maillotvert | 2011-10-14 07:21 | Bicycle related
オランダといえば
ツーレのオランダ/アムステルダム出張の写真から。
やっぱりオランダと言えば・・これでしょう。
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ユーロが101円を割った日に、「ユーロをいっぱい買ってきて」とメールで依頼した。
でも、シティバンクの引き出しシステムは、通常のTTSプラス手数料数円のはずなので、実際の両替レートは104円ぐらいだろうか。ユーロがそのまま支払われるだけなので、レシートを見てもレートは不明。円でいくら引き落とされたか、日本の口座を確認しないとわからない。
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ゴッホ美術館のお土産物コーナーにも自転車。
有名な「アーモンドの小枝」の図柄が自転車にあしらわれている。
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この傘、ゴッホが描いたアイリスの絵が一面に。傘がゴッホ、オランダ的だな。
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乳母車ならぬ乳母自転車
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自転車屋さんの風景もちょっと違う。
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by maillotvert | 2011-10-11 21:40 | Bicycle related
ペトラルカ、フランチェスコ、ヴァザーリ、そして・・ベンナーティ
今年生誕500年となるジョルジョ・ヴァザーリのことは知らなくても、フィレンツェのヴェッキオ橋のことは知っている、そんな人は多いはず。

一般の通行が不可となっているあのヴェッキオ橋の最上部部分は、秘かにウフィッツィから川を超えたピッティ宮殿まで800mにわたって続く隠れた空中回廊になっている。(Photo:09年のイタリア観光)

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これを考案したのがヴァザーリで、ヴァザーリの回廊と呼ばれている。

彼のことを知ったのは、とはいえ私の場合この回廊が先ではなく、画家の伝記を読んだのがキッカケだった。

さまざまな画家の歴史をたどると、”ヴァザーリの『画家・彫刻家・建築家列伝』によれば”とほとんど漏れなく引用されており、つまり彼が書いたイタリア人芸術家の論評が、今日も芸術家たちを語る時の論拠のひとつになっている。

写真はヴァザーリの著書に出てくる彼の肖像画(昨日撮影)
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昨日はそんなヴァザーリ関連の講演会に出かけたのだが、途中、彼の出身地アレッツォの観光PRが少しはさまれていた。

そしてアレッツォゆかりの芸術家たちの名前が列挙される。
ヴァザーリ、ペトラルカ(詩人)、ピエロ・デッラ・フランチェスカ(画家)・・・

(うわぁ、すごい世界に冠たる著名人を次々出した街なのだ、アレッツォって)

フランチェスカ、といえば、ダニエーレ・ベンナーティが、確かフランチェスカの故郷出身だったはずだ。

Photo:カタログにあるフランチェスカの名画(ナショナルギャラリー蔵 キリストの洗礼)
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WIKIで確認してみる。
アレッツォ出身の著名人はWIKI英語版では13人(WIKIイタリア語版は閉鎖のウワサもありいつ消滅するかわからないので、とりあえず英語版参照)

Francesco Petrarca, the poet.
Giorgio Vasari, the painter, architect, and biographer.
Piero della Francesca, the painter,
・・・
Daniele Bennati, cyclist.

ほほう、やっぱりあった。
世界に名だたる芸術家のお歴々に並んで、自転車選手のベンナーティの名前。

他の名前がビッグネームすぎて+分野が違いすぎて違和感もなくはないが、アレッツォの著名人13人にペトラルカと肩を並べてベンナ登場とは、なんとはなしにちょっと嬉しかったりする。


ちなみに、アッシジのフランチェスコ聖堂にジョットが描いた有名な壁画のひとつにこんなのがある。
これの舞台はやはりアレッツォ。
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絵のタイトルは、「アレッツォから悪魔を追い払う聖 フランチェスコ」

城壁に囲まれた街から悪魔が退散していく構図。
これを見ると、アレッツォの街は、ジョットの時代(13-14世紀)にすでに華やかに栄えていたことが偲ばれる。
(というか、紀元前から群の拠点として繁栄していたようだ。)

色とりどりの建物の描かれ方を見るにつけ、当時から既に歴史を刻んだ味わいのある街だったと推察され、また旅心がかき立てられてしまう。
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by maillotvert | 2011-10-09 08:52 | Bicycle related