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バイクシェアリング By太陽光発電
原発はすべて停止し、ますますの節電が必須となっている今日この頃。
ということで2つのブログで連動企画(?といった大袈裟なもんじゃないが)

ヴェリブなどバイクシェアリングが活発なフランスでは、こんな試みもあるという。

~ラロシェルにて~
『このYELO、私の写真では見切れてしまっていますが、電源が太陽光発電なのです。(参考

今までかなり多くのカーシェアリング導入都市を訪れ、その都度写真を撮ってきましたが、
ステーション上にソーラーパネルが付いているのは初めて見ました。
(←なのに見切れた写真ってw)
今後はこのシステムが増えるかもしれませんね~。』(去年、Kakochasoさんから)

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ヴェネツィア本土では、自動車などというものは一切ご法度。
自転車も中心地ではまったく意味をなさないけれど、
島からひとたび出て、ヴェネツィア・メストレまで行けば、
バイクシェアリングの光景が広がっている。
こんな景色ひとつが目新しいと感じる不思議の街ヴェネツィア

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# by maillotvert | 2012-05-10 08:00 | Bicycle related
テイラー・フィニーのコメント
ジロ第3ステージ。
ロベルト・フェラーリ(アンドローニ・ジョカトリ)のゴールスプリント時の斜行によりなぎ倒された選手たち。
最も被害を受けて動けなかったマリアローザのフィニーのコメントが健気に映った。

「クラッシュのあとただちに路上に座り込み続けた。ちょっとショックでね。
救急車に乗り込んだら、右ひざが腫れてた。
アイシングしたらずいぶん痛みが和らいで、フィニッシュ地点に戻ったんだ。
だってピンクのジャージを着続けたかったから。
クラッシュしたのは残念だし、起こって欲しくはなかった。
でも、クラッシュも自転車競技の一部。
シリアスでないことを祈る。」(下記に原文)

一部後続選手が彼の上に乗り上げて行ったようにもみえ、ショックはさぞかしと。
元凶であるフェラーリは、一番ナーバスな集団スプリントゴールシーンで、道を横切るような進路変更。
確かに上から眺めると、ゴールシーンはケイオスそのもの。
ちょっとした突きや押しこみは多々。
でもそれでもそれなりに、秩序と不文律はあるはず。

“Immediately after the crash I stayed sat in the road because I was a bit shocked. I got in the ambulance and my right ankle was swollen. I put ice on it and so it’s a lot less painful. I then went back to the finish because I wanted to pull on the pink jersey. It’s a pity that I crashed, I wish it hadn’t happened. But crashing is part of cycling. I just hope it’s not serious.”(フィニーコメント)

そして、フェラーリ降格もあり9位になったフミ。
エースのマシュー・ゴスを優勝に導いたその存在感がじわっと嬉しい。
# by maillotvert | 2012-05-08 08:02 | Road Races
ヤエスメディアムック 山口和幸さんの「もっと知りたいツール・ド・フランス」
祝、出版!
山口和幸さんの「もっと知りたいツール・ド・フランス」

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取材歴23年! ツールをもっともよく知る記者が
世界最大の自転車レースのすべてを説き明かす
カラー写真と小河原政男のイラストを多数掲載

ヤエスメディアムック363
もっと知りたいツール・ド・フランス
山口和幸 著

 1903年に始まった世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスは来年(2013年)に100回大会を迎えます。世紀の記念大会に向け、ツールのすべてを解説するムックを出版します。
 著者の山口和幸は、1989年以来連続23年、ツールを取材。日本でツールを最もよく知る記者です。
 本編は東京中日スポーツ紙に週1回2年間連載した記事がベース。テーマ別の4章構成で、4つの視点からツールを解説します。
 第1章 歴史、第2章 人物、第3章 一周旅行、第4章 イベントを支える脇役たち。さらに、全体像が分かるツールの概要記事が載ります。
 読者対象は、自転車レースに興味がある人からツールをもっと深く知りたい人まで。日本人が執筆した“ツール本”ではもっとも内容が詳細で、読み応え十分です。

発売日(予定):2012年5月17日(木)
発行:八重洲出版
体裁:菊判(天地218mm×左右152mm 網代とじ 美麗カバー装
カラー写真とイラストを多数掲載。
版式/総ページ数:カラー印刷/196ページ(予定)
予価:1,785円(本体1,700円)
雑誌コード:69038-67

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# by maillotvert | 2012-05-08 00:06 | Road Races
ジロ初日プロローグの覇者テイラー・フィニーの過去の記事から
アメリカ人がツールの一斉スタートコースで初めて区間優勝をあげたのは'86年のこと。
栄光に浴したのは、セブンイレブンチームのデイヴィス・フィニー。
昨日ジロ初日を飾ったテイラー・フィニーの父親だ。
現在パーキンソン病と闘っている。

デイヴィスは1988年Velonews最優秀アメリカ人選手賞を受賞。
親子2代で活躍中。

というわけで、過去のフィニー関連のアーカイブ2本。

最初のニュースは、フィニーが07年当時、いかに高く買われていたかを物語る。
コンタドールやライプハイマーより先、ランスの次に風洞実験体験者に抜擢されている。

ちなみに、2番目のニュースに出てくるランディス06年Velonews賞受賞関連ニュースの中では、その受賞理由に虚を突かれた:
「彼の活躍ぶりには、一点の曇りもないから」!??

昔の記事の中には、ごくたまに、読み返すと「あちゃー orz」と思うものがあるものだ。


=== 2008年11月のアーカイブから ===

先日来来取りざたされているランス・アームストロングの風洞実験@サンディエゴ。
風洞トンネルを使って、エアロダイナミクスの最適化を図るというもの。

ディスカバリーチャンネル時代にランスのまわりに集まったF1チームと呼ばれる流体力学のプロたちが再度結集。

同じ日、ランスのあとに実験にトライしたのは、米国トラック界の新星テイラー・フィニー。追い抜きで目下驀進中。
フィニーは来年、素質を見込まれランスのU-23チームで走る。

翌日にはライプハイマーとコンタドールも実験を行った。


=== 2007年1月のトクダネアーカイブから ===

雑誌Velonewsが読者投票で選んだ2006年北米最優秀男子選手はフロイド・ランディスだった。ツールでの疑惑は晴れていないものの、第一回大会となったツール・ド・カリフォルニアで優勝した。受賞理由は、『彼の06年の活躍ぶりには一点の曇りもないから』、なのだとか。

2006 フロイド・ランディス
2005 ランス・アームストロング
2004 クリス・ホーナー
2003 タイラー・ハミルトン
2002 ランス・アームストロング
2001 ローランド・グリーン
2000 マーティ・ノースタイン
1999 ランス・アームストロング
1998 ランス・アームストロング
1997 ボビー・ジューリック
1996 ランス・アームストロング
1995 ランス・アームストロング
1994 マーティ・ノースタイン
1993 ランス・アームストロング
1992 アンディ・ハンプステン
1991 マイク・エングルマン
1990 グレッグ・レモン
1989 グレッグ・オラベツ
1988 デイヴィス・フィニー

過去の受賞者を見ると少々意外だったり、なるほど、と思ったり --------------

● ツール7連覇を果たしたランスが近年毎年受賞したのかと思いきや、7連勝中の受賞は3回だけ。初回、02年、7勝目の年だ。

● 逆に7連覇する前に、彼は4回受賞している。93年初受賞(オスロの世界選優勝、ツール区間優勝の年)、95年クラシカ・サンセバスティアン優勝、ツール区間優勝の年、96年フレッシュ・ワロン優勝の年、そして98年ガン克服してブエルタ総合4位に入った年。

● 04年の受賞者はホーナー。長年の下積みを経てWebcorからサウニエルというトップチームにやっとカムバックできた年。

● 03年ハミルトンはやはりツール鎖骨骨折で区間優勝というのがアピールしたのだろう。

● 01年受賞者のグリーンはMTBの選手でこの年世界選を制した。

● 2000年、94年の受賞者ノースタインはケイリンで活躍した選手。

●97年はコフィディス時代のジューリック。ルート・デュ・スュッドなどで4勝を収めた。翌年彼はツールで総合3位になるが、ランスがガンから復帰した年だったので、ランスが受賞した。

●92年の受賞者は、ツールのラスプデュエズステージの覇者でありツール総合4位だったハンプステン。

● 91年の覇者は当時活躍していた選手らしい。リムザンなどで総合3位になるなど、ヨーロッパのレースにも出場。

● グレッグ・レモンは意外にも獲得は1度だけ。銃で撃たれ、重傷をおったあと(参考:KazGさんのサイト) ケガから復帰してツールでフィニヨンを辛くも破って優勝した89年ではなく、その次の90年のツール優勝時だ。

●89年の受賞者はUSチャンピオン。

● 88年の覇者フィニーはこの年クアーズクラシックで総合優勝。同大会区間22勝の記録保持者。
# by maillotvert | 2012-05-06 09:16 | Road Races
ロンドン五輪日本代表候補選手発表記者会見にて 印象的だった場面から その2
■ 日本版ハビエル・オチョア:意識不明の重体から五輪に出場し、さらなる大けがを克服した元競輪選手

ロードの五輪出場選手は、先に確定となっていた別府史之選手に続き、新城選手の出場が先の記者会見でアナウンスされたわけだけれど、その際の発表会で、パラリンピック競技大会に出場する下記4選手も発表になり、同席していた。

藤田征樹選手、大城竜之選手、石井雅史選手、伊藤保文選手(パイロットとして大城選手とペア)

藤田選手、大城選手が口をそろえて言っていた言葉が印象的だった:

「お忙しい中、障がい者スポーツの会見も一緒に開いていただき、尽力して下さった方々にお礼申し上げます」。

同時発表の経緯はわからないけれど、これが上記4人の選手たちのなお一層の励みになるかもしれず、既成概念にとらわれずにトータルな自転車競技としてあらゆる面で力の向上を目指そうという関係者の気概の表れだとしたら、それはとても好ましいことのように思えた。

そして今回驚いたことは、石井雅史選手の奇跡の回復。

以前トクダネでも取り上げたことがあるけれど、石井選手は元競輪選手。
28歳第一線で活躍中、”ロードでの練習中、対向車と正面衝突”して意識不明の重体になったそう。

そこから奇跡の復活ぶりは、ハビエル・オチョアさながらといっても過言ではない。
(オチョアのリンクはInfoseekサービス停止により、5月末で切れます。)

北京五輪では3種目で金銀銅メダルという破竹の活躍ぶりで、広くその名が知れ渡った。

ところが、更なる悲劇が彼を待ち受けていた。
09年世界選のレース中、落車で”上半身数箇所の骨折および肺損傷”(WIKI)。

恐ろしい怪我でその時はショックだったけれど、その後のリハビリ状況をフォローしてはいなかった。
それだけに、今回出場選手に選ばれたことを知り、血のにじむような努力の末の晴れの舞台であると推察した。

また、藤田選手については、08年9/7に掲載したトクダネ(当時頂いたメールから)から抜粋してみる:

「パラリンピックで日本人選手のメダル獲得第一号が、自転車競技だったようで。
藤田征樹選手のことは存じ上げなかったんですが、事故で両下腿切断されてるんですね。

もともとトライアスロンをなさっていたらしいのですが、事故後すぐに
義足を使って歩くことが出来るのなら、トライアスロンも出来るかなと」考えたのだとか。

ご本人の努力と精神力にただただ脱帽するのみですが、
義足を開発・改良する「義肢装具士」という方達の絶え間ないチャレンジもあるのですね。」


大城選手については、前回五輪でメダルまであと一歩であったことに触れ、今回メダルへの手ごたえを聞く質問があった。
高負荷トレーニングなど強化を行ったとの由。
前回メダルを逃した悔しさをばねに、メダリストである藤田・石井御両人の背中を追いつつ頑張ってくれそうだ。

ロンドン五輪日本代表候補選手発表記者会見にて 印象的だった場面から その2_e0244689_8114618.jpg

# by maillotvert | 2012-05-04 09:05 | Races other than RR