ストリーミングで見ていた世界選手権。
まずは宮澤崇史、別府史之、新城幸也の日本人トリオ、それぞれ30位、120位、133位でフィニッシュ。 お疲れ様でした。それぞれの奮闘ぶりに、日本のファンも盛り上がった。 出場した3人全員が完走するというのは、ちょっと前までは夢のようなことだったのに、もう世界vs日本でなく、世界の中の日本として闘えるのが当たり前になってしまって、この流れが続く、つまり次の世代も順当にレベルアップ目指して頑張ってほしいなぁと思う。 さて、ゴールスプリントを前に各者体制を整えつつある終盤の場面。 カヴェンディッシュが果たしてうまく先頭に競り上がれるかどうか、中継ナヴィゲーターはそれをレースフィナーレの焦点に据えて中継していたけれど、それが面白いようにハマって、自らアドレナリン全開。 カヴ、 ベストな位置取りではなさそうだが、果たして行けるのか、 おっと行きそうだ、 おお、行くぞ、行くぞ、、、 というシナリオ通りの展開でカヴェンディッシュが集団スプリントを期待通りに勝ちとった。 事前の下馬評でもカヴェンディッシュ有利と思われ、イギリスが虹色ジャージをゲットできる好機。 来年ロンドン五輪開催に向けて、コーチ陣もこれは千載一遇のチャンス、取りこぼしできない一戦、と見ていたに違いなく、そんなプレッシャー・気概・気合が英国チームのコントロールぶりに見て取れた。 終了後、タイミングを計り損ねた(フレイレ)、位置取りに失敗したけど復調ぶりに満足(ファラー)、ゴール前でトニー・マルティンの牽引を欠いたのが敗因(グライペル)などなど、いろいろリアクションある中、やはりここは、大英帝国の意地と、それを見事に実現させたカヴのパフォーマンスに拍手といったところか。 そもそも、カヴを中心にあれだけまとまれたということは、カヴならやってくれる、という同国選手からの満場一致の信頼度があったからこそ。 やはりそれだけの実績と実力があるからこそ、なのだろう。 エリートのロードレースの方は、マグレがつくづくない。エリートの手前、U-23あたりだと誰が勝つのやらわからない状況だけれど。 例えば08年、ロードを制したU-23のコロンビア人ファビオ・ドゥアルテ。 当然ノーマークの選手で、更にデゥケ(コフィディスのコロンビア人)にそっくりで、優勝した時は周囲も首を傾げつつざわついた。 「僕はドゥケではありません」と本人が説明せねばならなかったほど。 銅メダルの方は、デゲンコルプだった。 この年はエリートのTTでも波乱。 銀メダルのタフトは当時UCI登録のプロチーム所属ではなく、超ダークホース。 記者たちが「あれ誰?」と会見会場で囁き合っている姿が散見され、彼もまた、弁明せねばならなかった。 「みなさん僕のことはご存じないと思いますが・・・」と。
by maillotvert
| 2011-09-26 07:47
| Races other than RR
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